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2015年6月12日金曜日

りぼんちゃんのこと

今回は非常に個人的な防備録的な感じですが なんだか書きたいので書きます。
 五月のある日 私のお腹の中に小さな生命がやってきました。 
そして、またお空に帰ってゆきました。

 彼(彼女)の名前は「りぼんちゃん」。
 5歳の長女が名付けました。
 数年前から、スピリチュアルな方々に 「もう一人やってくるよ!」 と言われていたので、
妊娠発覚したときは とうとうやってきたのかー! いうかんじ。 

そしてまた 
「あー、おまたカイロって!子宮を温めるのって!すごい!」 
とも思いました。 
 だって、子宮を温めだしたら妊娠したんだもん♡
 子宮をあっためるのって大切だねー。 
なにより気持ちいいしね♡ 

短い期間でしたが 私は新たにやって来た りぼんちゃんとお話ししていました。 
りぼんちゃんはお腹の中にいるというよりは 
その辺をフワフワただよってる感じでした。
 妖精とかみたいに。 
まさに、スピリットって感じだよね。 

 それで、私が話しかけると ちゃんとお話ししてくれるんですよ。
 面白いよね♪ 

りぼんちゃんは、 栗原類くん的というか、ピース又吉的というか 
ちびまる子ちゃんの野口さん的というか。 
真顔で超面白いことをいうような 静かで知的なお笑い好きって感じの子でした。 

でも、数週間前からなんだか話しかけても 静か〜でお返事がなかったんです。
 「まあ、そんなもんかな?話したくない時もあるよね」
 ぐらいの感じで、あんまり気にしてなかったんだけど
 しばらくして検診に行ったら、
りぼんちゃんは居なかった。 
お空に帰ってた… 

 さすがに、ガーン(´Д`|||) 泣きました。 

そして
 「りぼんちゃん!もう一回だけでいいからお話しして!
 なんで居なくなっちゃったの???(T^T)」 
 って話しかけました。 

そしたらね
 「今回はベストなタイミングじゃなかった」
 とこたえてくれました。

 「ベストなタイミングじゃなかった。 それは、りぼんちゃんが決めたことなんだね?
 もしも、りぼんちゃんのタイミングが来て 私のお腹の中に来たくなったら来てね!
 あ、来世とかでもいいよ!」 
私がそう言うと、りぼんちゃんは 笑って手を振っていってしまいました。
 そして私は あんないい子がほんのちょっとだけでも 
私のとこに来てくれてほんとに良かった。 嬉しかった! って思いました。 

 私は今回のことで 赤ちゃんがやって来るのも 産まれるのも 産まれないことも 
赤ちゃんが決めるんだなってわかったよ。 
そして、親になる人ができることは 子宮を温めて柔らかくしておくこと。 
それだけ。 
 それだけでいいんだなと思った。 

 胎内記憶の本を何冊も出しておられる 池川明さんが
何かに書いてらしたけど 生まれなかった赤ちゃんも
色んなメッセージを 持ってきてくれるそうな。 

長女ともっともっと遊んであげた方が良いこと。 (これはりぼんちゃんに言われた) 
長女がいてくれることが奇跡だってわかったこと。 
私が何にも出来なくて寝てても 毎日夫がとても優しくて嬉しかったこと。 
義母や義姉に頼っても良い事。 
ツワリで全然、仕事に行けない私を 職場の人達が笑顔でフォローしてくれたこと。 
流産したって言いにくかったけど、そのことも 夫や職場の人が気遣ってくれて嬉しかったこと。 
そして、りぼんちゃんのお陰で 流産してもいっぱい愛を感じられたこと。 

わたし、今まで結構なんでも自分でやっちゃってた。 
頼ることや甘えるの下手だから。 上手く出来なくて。
 でも。 もっと甘えていいんだな。 
信頼してお任せしたらいいんだなって思いました。 

 私は今日これを病院のベッドの上で書いています。 

今回の私は稽留流産といって 赤ちゃんの袋は育ってるけど、
 赤ちゃんは育つのを辞めちゃってる流産でした。 

出血もなく腹痛もない、ツワリもしっかりありました。
 流産なんて言われなきゃ気がつきません。
 妊娠してるのと変わりないんだもん。 

そして、稽留流産の場合は手術をします。
 放っておくと出血するので。 

私は入院も手術も初めてで すごくドキドキしたけど 
麻酔で眠ってる間(15分くらいらしい)に終わってて 痛みとかも殆んど無かったです。
 麻酔って、ほんとに10数える間に意識なくなるのね!
 催眠術みたいやった! 

 手術のあと 麻酔で眠くて朦朧とする中、 ベッドでガラガラ運ばれながら
 「眠ってる間に手術が終わってて痛くなかったです」 と言うと
 同じく稽留流産を経験したことがある看護師さんが
 「私は流産って言われたとき、ほかの部屋に響きわたるくらい泣いたのよ。
 稽留流産って信じられへんもんねー。(流産っぽい兆候ないから) 
でも、普通の流産だったら血が出たりお腹が痛かったりするけど 
手術だったらそういうのないもんね。親孝行な子なのかもしれないね」 
と話してくれて ほんとにそうだなーって思いました。

 きっとこれは、根暗でクヨクヨしがちな私が ショックを受けすぎないように。
 悲しんだり自分を責めたりしないように っていう
 りぼんちゃんの愛なんだなーって思った。

 産まれる前から親想いなんだなぁ。 
なんてええ子なんや!

 またいつか りぼんちゃんが私のとこに来てくれたらいいな。 
 なんていったって 彼の名前はりぼん(re-born)ちゃんなのですから。

 またいつか会える。 
 私はそう思っています。 
 これからもっと おまたと子宮あっためて 
いっぱい甘えて 好きなことしていこう。 

 とりあえずUSJ行こう(笑) 

 りぼんちゃん またね!